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セレモニーホール貸し切りで行った母の葬儀 希望通り贅沢な骨壺に

s_042私の母は昨年他界しました。私は長男で、母と同居していましたので、最期まで一番近くにいたわけです。

母は生前私に「お葬式はこうしてくれ」ということをあれこれ話していました。

私は最初は「縁起でもない」といやな顔をしていたのですが、お母さんを亡くして喪主を務めた友人から「本人の希望を何も聞いてなかったんで、葬式をどうしたらいいか、けっこう迷った」という話を聞きました。

それで、母本人の希望を積極的に聞くことにしたのです。
実際に喪主を経験してみて、これがかなり役立ちました。「こうしたらおふくろは喜ぶのでは?」と想像して手配するより、本人の希望通りにした方がいいに決まっていますよね。
それに、正直言って「楽」でもあるんですよ。

葬儀社の人との打ち合わせでも、本人の希望を最初から提示したほうが、話がスムーズにいくものです。

さて、母は真夏に亡くなりました。
特別暑い日でした。
葬儀社も、母が生前に指定していましたから、病院で母が息を引き取るとすぐに連絡。
すぐに来てもらえました。

遺体を自宅に運ぶ車の中で、葬儀社の人にまず話したのは、葬儀会場のことです。
母は、会場まで自分で決めていたのです。
車の中で、葬儀社の人は仙台迎賓館 斎苑に連絡してくれたんですが、ラッキーなことに、翌日のお通夜と翌々日の葬儀いずれも「貸し切り」で利用することができたんです。

これは本当にラッキーとしか言いようがありません。
私たち喪家にとっても使い勝手がいですし、弔問にいらっしゃるお客様にも、迷うことなく参列していただけます。

祭壇も遺影も母の希望通りにしましたし、「ほかのことにはあまりお金をかけなくていい。特にお棺は燃やしてしまうものだから、一番安いのでいいから、骨壺だけはちょっといいものにしてね。一生、っていのもおかしいけど、ずっと入っていることになるものだから」という言葉に従って、骨壺だけは贅沢をしました。

私も「まだ早い」とは思わずに、自分の葬儀プランを考えて、子供に伝えておこうと思っています。